すいすい小噺#131
ノン
2022年
令和4年度がスタートしたこどもたち
週一回男塚公園前を通って遊んでいるこどもたちに挨拶し素通り
月一回サントレすいすいにはたくさんのこどもたちが来てくれていた
桜も散り新芽が芽吹き
サントレの大規模改修工事の外部足場も半分は無くなった
夏に向かって陽光も伸びている
いつも来てくれる子
久しぶりの子
本当に何年振りかに一気に大きくなって遊びに来てくれる子
しかもママと二人で来てくれた子はあと少しでママの背を抜く勢いw
こどもたちの成長のはやさ 濃さ に改めてびっくりする
4年
すいすいやっているとそれを痛感する
きっと初めて自分でお金を使っているんだろう
小刻みに震えている手で
支払いのお金を差し出してきていた女の子が
今や自信有り気に
まとめてちょうどの代金をくれるようになった
周りのはしゃぐおともだちの声でかき消されてしまうほどの
小さな声で ゆっくり静かに話してくれた女の子は
いつしかオジサンと視線を交わし
しっかりと聞こえる声色で笑顔を向けてくれるようになった
習い事の後
遥か遠くからじゃんけん大会に勝つ気満々の覇気を
漂わせてくる男の子のモヒカンスタイルの髪の毛も伸びた
ママに抱っこされてじゃんけん大会を拒否していた女の子も
ママに抱っこされつつじゃんけんできるようになった
初めてのことなんて
誰でもある
でも
その初めてのことに向き合い
自分で考え
次に移す行動って本当に美しい
今日はすいすいオバサンも手伝ってくれた
すいすいオバサンも独特な雰囲気を持つオバサンだ
売る側としては1人より2人の方が
スムーズだし面白さも加わる
オバサンにはオバサンの
オジサンにはオジサンの
こどもたち一人ひとりにはそれぞれの
面白い部分が必ずある
ふと
いつも革新的な一言を言い放つ男の子が近寄ってきた
すいすいで唯一
オジサンのことを「センセイ!」って言ってくるどこか不思議な子
ニヤニヤしながら言ってきた
「サイコン?」
ちゃうわ 笑
その子の背景に何が広がっているかはわからないけど
そんな他愛も無い会話がいつも心地良い
今日もみんな
来てくれてありがとう
また来月!
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