すいすい小噺#114


金の斧 銀の斧


みんなそれぞれのオサイフにお小遣いを入れて

駄菓子を買いに来てくれるんですが

それだけ見ててもシリーズができるくらい

多様な世界が広がってて実に面白い(^^)


可愛らしいガマ口

オシャレな長財布

何かの空き箱

ジプロック

長封筒

スポーツメーカーの二つ折り

首から下げたペンダント風の小銭入れ

ズボンのポケット

小瓶 ・・・



いつかみんなのオサイフを写メに撮らせてもらって

楽しんじゃおうかなー

ちなみにオジサンのすいすい用のオサイフは

今、二代目の「腰袋」


10円と

50円と

100円・500円を分けて入れられるようになっているんですが

お金を頂いて おつりをお渡しするまで

いかにスムーズに使えるか?が重要なので

いくつものお店で確認して用意しました


結構 手の大きなオジサンでも

出し入れしやすい大きさのコシブクロ

笑顔でガンマンのように

瞬時にサッと受け取ってサッとおつりを返す

どうもありがとう! の言葉と共にネ!


でも


時々来てくれる「Oちゃん」は

オジサンの思考のその上をいくww


毎回 何かしら

オジサンにひるむタイミング(気づき)を与えてくれる

貴重な存在です



その日もズラーっと並んでくれたお友達の中で

Oちゃんは並んでいた

早打ちガンマンのように次から次へ

会話とお勘定とを続けていくオジサン


そして

いつしか目の前にはOちゃん登場

すっごく困ったようなマジメな顔してイキナリ言ってくる


「えーーーっと・・・お金あるんだけどぉ〜 

 どれを出せば良いかわかんないんだよね〜・・・」


小さなオサイフから出してきたお金は

1,000円札

5,000円札

そして

10,000円札・・・笑笑


Oちゃんは眉毛をハの字にして

至ってマジメに聞いてきているけど

チラと一番大きいのに心が動いたのは

オジサンの欲深さからか


*** 数秒の間合い ***


金の斧

銀の斧

鉄の斧

オヌシはどれを選ぶんじゃ!?と問われているような気分

もしかしたらOちゃん 全財産持ってきてんの!?

瞬時に色々な思いが交差する


ハッ!と現世に戻ってきたオジサン


「Oちゃん・・・すいすいでは 1,000円 を使って欲しいな!」


笑顔で言うと

Oちゃんはどこか安心したように

他の大きなお金はススっとしまった


いつか

一番大きなお金を使えるような

面白い駄菓子屋さんになりたい・・・わけないけど

あと3年経ってすいすいが終わりを迎えた後

南古谷駅前や新河岸駅前で大きなお金が使える

オジサンの展開を想像するとそれはそれで面白い


Oちゃん

そしてお友達のみんな

今日もたくさんの未来への「ヒント」をくれて

どうもありがとう!!




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