すいすい小噺#113


週払い


15:55


男塚公園前に到着

男山の上でタムロしていた小学校低学年の子たちが


なんで今日は早いんだよぉ〜!!!


と叫びながら雪崩のように走って降りてきた 笑


想定外の時代

すいすいも想定外のことが起こるのだ

(オジサンも少し早かったことすら気がついていなかった)


あれよあれよでGW突入


外出は極力避けようのよくわからない状況に

公園前には大勢のこどもたちが遊んでいて

すいすいが来るとみんな集まってきてくれたので

アルコール消毒ジェルを行列先頭のおともだちに手渡す













16:50



駄菓子完売!



思ったより早い時間で駄菓子が無くなってしまった


未就学の小さい子たちもたくさん来てくれた

じゃんけん大会で一本指はチョキと捉える

一回目アイコでその後のことを考えていない子もいる


当たりが出た子たちはオジサンに熱い視線を向けてくれたが

次回のすいすいに持ってきてもらうよう頼んだ


ニヤニヤしながら ある低学年男子が話しかけてくる

結構 いろんなことに質問してくる面白い常連の子


「オジサン 駄菓子はどこから買ってくるの?」


最近 こういった

これらの駄菓子をどこで?質問は何人かからあった


「川越のまちなかにある

 駄菓子を箱ごと売ってくれる場所があって

 そこから買ってくるんだよ」


オロシウリの説明をしてもなかなかわかりづらいみたいで

小さな子でもわかるように説明するためにはコトバが大切


「じゃぁー オレでも買えるの?」

「うん ちゃんとその分のお金を払えばね・・・」

「一箱で買うといくらくらいになるの?」

「そだな〜 大体ねー 400円とか800円とかそんくらいかなぁー」

「えー じゃあ 頑張ればオレでも買えるねー!!」

「でもおこづかい 一気に減っちゃうじゃん」

「大丈夫 オレ バイトできるから・・・」

「・・・バイト・・・??」

「うん」

「・・・バイトしてんの・・・??」

「そう! おうちでさぁー

 おうちの手伝いするとお金もらえるバイトがあるんだよー」

「・・・へぇ〜・・・ で いくらもらえるの??」


よくぞ聞いてくれましたとばかり

顔を輝かして少年はニヤけて言う


「1週間に100円くれんだよー!!!」

「お おぉー!!」


オジサンは瞬時に 箱買いは随分先だなぁ〜 と思った

ドヤ顔少年は

何か既に未来が見えているようで


「オレェー頑張ってまたバイトしてくるわー!」


そう言って去っていく背中に 

励ましの声をかける


少年よ

箱買いは目の前だ







コメント

人気の投稿