すいすい小噺＃97

ハードボイルド・ガール

少しずつ日が暮れるのが早くなるけど

少しずつすいすいに来るおともだちが増えている気がするこの頃

男塚公園前には

たくさんのこどもたち　ママたちが集まってくださいました

MoonSistersさん・３音さんの雑貨を楽しみに買いに来てくださる方も増えた気がします

その日に仕入れた駄菓子の９割が無くなるほどの盛況ぶり

みんなそれぞれのすいすいタイムを過ごしてくださいました

随分前に環境問題に少しでもアクションをと

販売時のビニール袋をやめてマイバック化を推奨してきました

こどもたちもその考えを理解してくれて

みんなそれぞれの「マイバック」を持ってきてくれます

透明のビニール袋

スーパーの袋

小さな手さげ

リュックサック

肩さげポシェット

ウエストポーチ

ズボンのポケット

両手

自転車のかご

形や方法は様々ですが

両手いっぱいの駄菓子を買った後に

じゃんけんをしようとしてグーが出せないことは

オジサンもなんとなくわかります（笑）

11月後半ですが今日は割と気温も高かったので

みんな楽しく公園やすいすいの周りで遊んでくれました

格好良い女の子が来てくれた

先週もそのスタイルをやってくれて

今週も期待に応えてくれそう

駄菓子を買ってお金を払ってくれて

「マイバック」に駄菓子を入れるその時

先週は衝撃を受けたけど今回は期待をしつつ

既にオジサン脳内には昔の西部劇ワンシーンが浮かぶ

「・・・じゃあ・・・ここで・・・」

その女の子は静かにそう答えると

バッと服の左袖を開けて

ジージャンの内ポケットを指でさす

さながら早打ちガンマンのような所作

意外と大きな内ポケットに

120円分の結構な量の駄菓子が収まる

少し経って

またその女の子が来て

「・・・じゃあ・・・ここに・・・」

その女の子は静かにそう答えると

バッと服の右袖を開けて

ジージャンの内ポケットを指でさす

言葉ではうまく伝わらないのが少々残念ですが

その雰囲気は

かっこーえー　のですよ！！

彼女が去っていく後ろ姿には

秋の夕焼けに口笛が鳴って哀愁が漂いまくっている

ハードボイルド・ガール