すいすい小噺#82

2020.4.19

いっかげついじょう
うごくことをとめていたすいすい

いどうしきじてんしゃなのに
いどうしないひびをすごしてて
こどもたちのきもちをおもってて
なつやすみいじょうにながくなる
これだけながいつきひを
がっこうでないばしょですごしているまいにちは
どんなふうにかんじているのか
よろこんでいるのか
かなしんでいるのか
さびしがっているのか
たのしんでいるのか
わらっているのか
ひまをとおりこしているのか
おんらいんべんきょうしてるのか
ともだちとつながっていられるのか

このとくべつないっしゅんいっしゅんは
このあとのこどもたちのじんせいにとっても
おおきなえいきょうをあたえるのはみえている

ちいきのいちおじさんとして
こどもたちのためのそんざいとして
どのようにまたこどもたちにあえばよいのか
こどもたちのためにはじめて
こどもたちのおかれたかんきょうをおもって
かんがえにかんがえて

さんみつでもない
こどもたちのためにだけではない
いまやふだんづかいしていないひとも
けっこうりようしている
きんじょのちょうせいいけへうごきました

こどもたちのために
こどもたちのためにだけではないばしょへ
たくさんの「こえ」というたいかをえるため
ひさしぶりにすいすいがはしる


「ナニシテルンデスカ?」
「トオクデコノジテンシャガミエタノデ・・・」
「ワー、マスクイイジャナイ、オトナノモアルノカシラ・・・」
「イツモココデヤッテイルンデスカ?」
「マスクナカッタノデタスカリマス」
「ウシコショウ・・・?アー、カワノムコウガワニアルガッコウデスネ」
「ナニヲウッテイルノカ、トオモッタワ(ワライ)」
「アタシモマスクツクッテルノ、デモイイジャナイ、コンナカンジデネェ〜!」
「ダガシカァ〜、イイネェー」
「アラ、オモシロイ、コンナトコロデ!」
「コレ、イクラデスカ?」
「オカネナカッタノニ、ナンカスミマセン・・・」
「ナルホドネ、コンナヤリカタデネー」
「キニハナッテタンデスヨ、マエカラシッテテ」
「コウエンノマエニイケバアエルンデスカ?」


ますくがじゅうにまい
だがしはとくべつりょうきんおーるじゅうえんで
うりあげ さんじからよじまでで
いちじかん にせんろっぴゃくごじゅうえん

だれかになんかいわれるかな
そうおもってもってきた
いちじしようきょかしょもだすことはなく

さいこうのてんきのもと
のんびりとしたにちようびのごごに
そーしゃるでぃすたんすをいしきしてはじめて
それはえがおでかくほできることをしった


ころなはおじさんのめにはみえない
かぜもみえない
ことばもみえない
もしころながみえたらどうなるだろう
かぜがみえたらどんなだろう
ことばもみえたらどんなだろう


つぎに
こどもたちがすいすいにあつまってくれるとき
ころなも
かぜも
ことばも
みんなわらっていっしょにいられるといいな
そうおもった

おじさんも
こどもたちも
みんなで
えがおでせかいはつくれるとおもったから
みんなとあえるそのひまで
たのしみにしていよう

きょう
ぐうぜんにはじめておあいしたみなさん
おかいあげありがとうございました
またおあいいたしましょう

すいすいと
えがおで


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