すいすい小噺#76


始めと終わりで陽がとっぷり暮れるこの時期

久しぶりのサントレすいすいは
下校時間も重なりたくさんのこどもたちが来てくれました

MoonSistersさんも新作を抱えて来てくださって
新作がすぐに売れ始める辺り
作家さんとセンスの良い女の子の心はシンクロしている


さすがに終わり頃
辺りは真っ暗になってくるので
低学年の子達は先に帰ってしまうけど
時間帯はまだまだ夕方5時台なので
高学年の子達はフツーに遊んでいる


久しぶりに
男の子達が終わってもその場から離れない


6年生の子達が3人
最後の最後まで残っている









帰りたくなさそうなのが動きに出ている
少しその男の子達の心境に迫って
ゆっくりゆっくり話を聞いていく


背景としては
あと少ししたら
長く親しんだ小学校を卒業する子達だ


いつもはすいすいにまたがる子がいたら
動かさなければ許しているけど
その時は
一緒に広場のゴミ拾いをしていたので
こいでも良いよ、と言ったら
本当に嬉しそうに3人でこぎながらゴミ拾い



こどもたちって
オジサンが思っている程 ウェットでは無く(笑)
かなりドライな考え方をする

それはお金についてもそうで
話を聞いていたら
そこまで考えているのか、と言う程の面白いことを言う

いつしか辞めた
購買時に包んで渡す100均のカワイイビニール袋
環境問題とグレタちゃんの話をしつつ
袋を無くした理由をみんなに説明した後から
ひとり またひとり と
マイバックや袋を持ってくるようになり
今ではほとんどの子が
ビニール袋が無い状態でも何も言わないし
求める子には説明すらしてくれている


高学年の子達は
まだ見ぬ「チューガクセイ」界がある中で
このオジサンは何のために
このようなことをしているのか?の部分に
多分無意識で
直感で
切り込んでくる

たまりません
この柔らかく本音で迫ってくる感じ

きっとこの子達は
たくさんの疑問にぶち当たりながらも
特に仲間と
そしてたまにオジサンのような変なオトナと
たくさんの出会いを通じて
成長していくんだと思う



サントレの敷地の端っこまで
すいすいをこいでついて来てくれた3人は
静かにオジサンにすいすいを戻し
そっとひとこと声を揃える


今日もありがとうございました


こちらこそだよ
格好良いよ、キミたち
未来はキミたちのものだ

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