すいすい小噺#67









心をほぐす木曜日


やっぱり遅刻して開始は16時15分


「あー、すいすい、やっときたー」

と言われながら
公園で遊んでいた子たちも続々と集まってくる

こどもたちの表情は明るい
オジサンのスケジュール紙の日付け間違いで
火曜日に来てくれていた子もいたようで
申し訳なかったことをわびる

こどもたちはそんなの良いから早く開店しろ、とせかしてくるw

今日は初めて
アウトドアチェアーを2脚、置いてみた

真っ先に男の子たちが座り出す
足を投げ出したり
二人で重なって座ったり
眠ってしまったり

駄菓子を買っては
どっかの大社長のように足を投げ出して
ドカッと座って楽しんでいた

相変わらずすいすいにまたがって
ニヤニヤニヤニヤ
ほかの子が駄菓子を買うのを見てる男子達もいる


「ねぇ、みんな宿題って、いつやるの?」

「あたしは夕ご飯前!」

「あたしは終わった!」

「!!! はやっ!!!」

「・・・オレは夜寝る前」

「オレは、、、朝!」

「朝って、、、ドキドキじゃん!」


そんな会話を交わしながら
ベンチやチェアーに座るこどもたちを見ていると
またいつもとちょっと違った感覚を覚えた

朝晩だいぶ涼しくなって来たとは言え
まだまだ蚊の皆さんの猛威は続いて
蚊取り線香は焼け石に水状態で
虫除けやムヒを使いつつ
みんなでカキカキ 夕暮れを楽しむ


みんな がんばってる
十分に がんばってる


オジサンはこどもたちに本業を聞かれたことが無い
当たり前かもしれないけれど
こどもたちにとっては
オジサンはただの駄菓子屋のオジサンで
こどもたちに近い存在であれば 
それで十分



木曜日
ちょっと心がほぐれる曜日


今日もみんな 
来てくれてありがとうね

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