すいすい小噺#63


オトコって たんじゅん

ひさしぶりのミズベすいすい
あついじかんたいをさけて
ゆうがたからはじめる


ほんじつのエイギョウジカン
16:30-18:30

なつやすみだし
こうはんだし
あんまりおともだちはこないかな
とおもってはじめたけど

さいしょにばしょにいくと
すうだいのジテンシャと
いくつものこえがきこえた
かわのほうから

めをむけると
シンガシガワのミズベに
おとこのこがなんにんかいる

ミズにははいっておらず
なにやらわらってあそんでいる


すいすいかいし


なんにんかのおともだちは
しっかりばしょとじかんを
おぼえててくれて
まっくろにひやけしたおんなのこは
たのしそうになつやすみのここまでを
はなしてくれる

ふと

さっきミズベにいたおとこのこのすうめいが
すいすいにきていた

チューガクセイ だった
とくにミズベにいたことにはふれず
ニコニコしていたら
そそくさとダガシをかいつづける
ほかのショウガクセイたちにおどろきつつ

「・・・ココって ダガシヤさんなんですか??」

って、きいてきた

「そうだよ、しゅうに1かいだけだけど、
 あ、
 このばしょは1ねんぶりだ・・・(わらい)」

ふたりのおにいちゃんたちは
しばらくながめていたけど

ほしうめをかわきりに
ダガシをかいはじめた

「なにチュウ?」

「テラオチュウ です」

「おーー〜!!なんねん?」

「1ねんっす」

「なにブ?」

「バスケブっす」

かいわがドライブしてくる

「・・・テラチューからよくきてくれたね〜!」

テラチューはシンガシガワのむこうがわにある
しのさかいめふきんにあるチューガッコウ

はじめてかもしれない

きょうはとなりのフジミノシから
シンガシガワのドテぞいに
あるいてきてくださったおやこもいて
ボーダーをこえているかんじに
すこしこうふんする

テラチュー バスケブ ふたりは
ついにサッカースクラッチにハマった



***



どれくらいじかんがたったかな?
クルマのこないアスファルトのうえにすわりこんで
ふたりはずっとスクラッチしていたが

いよいよひがかたむいてきて
てをふってわかれて
ジテンシャでクニにかえっていった


ひがかたむいてくる
もうへいてんかな、っておもったときに
べつのふたりのおとこのこがきた

ジテンシャで

「よかったー、まにあった〜!」

みたことがあるこ

「おー、ひさしぶり!いらっしゃい」

「ココできょうやるってきいてて」

「あれ、いま、なんねんだっけ?」

「1ねんっす」

「あ、チューガクセイか・・・なにチュウ?」

「スナチュウっす」

「スナかー!」

「なにブ?」

「オレは、ケンドウブっす」

「あ、オレはヤキュウ」


ふたりは
すいすいにきてくれたことがあるこ

ひもくれかけていたので
くうきよめないだんしが
まわりにおともだちのじょしがいるのに
いきなりそのこにこくはくしてしまうように
サッカースクラッチ1ぽん
まっすぐにかいはじめた

いわなければいいものの
オジサンもコトバをかける

「さっきねー、
 テラチューのバスケブのこがふたりきてくれて
 けっこう、あてていったよ〜・・・!」

「・・・!! 
 なにぃー、テラチューなんかにまけてらんねぇー!!」


テラチュー バスケブ 
VS
スナチュー ケンドウブ+ヤキュウブ


こんなタタカイは
ココでしかみられないかも(わらい)

つよいかぜにふかれながら
ひさしぶりのミズベすいすいは
エイギョウジカンマックスまで
たのしいじかんをすごすことができた


みんな ありがとね

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