すいすい小噺#32


回数が増してくるにつけて、役割を担いたがる子が増えてきた
のっけから駄菓子を買うのではなく、
何かお手伝いをしてから後半に買う高学年の女子たちがいる

正直、めちゃくちゃ助かっている

段々やることを増やしてしまっていて、
当たりくじやくじ引きへの対応が遅れて、
陽の短いこの時期は一気に暗闇が襲ってくる

少し考えたんだが、
助けてくれる女子たちには積極的に「お勘定」もしてもらっている

「オジサン!はい100円、くじ2回、60円のおつりっ!!」
「オジサン!1000円でも大丈夫!?」
「おつりっ!!早く、30円!!」

さながら軽い魚市場のような賑わい

毎回、三人くらいの子が手伝ってくれるが、
テキパキと動いてくれる女子たちを見ていると、
日本の未来は明るいなぁ〜、と感慨深くなる(笑)

 この子たちは、オジサンよりビジネス上手だろうなぁ〜、
とか思っていると、また脇から、急いで!の声がかかる

笑顔で集中

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